Q&A



 ■内閣総理大臣賞 ■文部科学大臣賞 ■総務大臣賞 ■経済産業大臣賞 ■朝日新聞社賞


 ■内閣総理大臣賞

 

「バーチャル電子商取引」
高等学校電子商取引研究協議会 北海道札幌啓北商業高等学校 代表 吉田正紀

電子商取引の参加校が拡大


表彰式


授業風景

 

 商業教育は最近、自信喪失に陥りがちです。しかし、戦後のめざましい日本経済の発展に確実に貢献をしてきたのは紛れもなく商業教育です。今、私たちに最も必要な考え方は、商業教育が果たす役割とその重要性は、21世紀になっても揺るぎないものであるという確信を持つことだと思います。ただし、色々な批判に対しては、謙虚に耳を傾け、教師である私たちも日々変わっていく努力が必要です。情報の発達により、学習自体も地理的な条件や時間を気にすることなく、全国の商業高校が教師も生徒も一丸となって、こうした学習機会を積極的に導入する必要があると思いこのシステムを立ち上げました。

 第8回インターネット活用教育実践コンクールにおいては、名誉ある『内閣総理大臣賞』を頂きました。何にも代え難いのは、身内においてもさえも遠い存在であった「理解と協力」が消極的から積極的に一変しました。「生徒のため」とはいえ、「教師のため」にもなったという予想外の収穫です。省みれば、ともすると消極的受動態であったチームでしたが、気が付けば積極的能動態へとダイナミックに変身した驚愕の数ヶ月でもありました。

 電子商取引への参加校拡大の呼びかけメール、郵便、電話、全国を飛び回った学校訪問が徒労に帰すような不安に駆られた日々が今となっては嘘のように感じられます。先方より参加依頼が舞い込み、電話の向こうで「あの内閣総理大臣賞を受賞した電子商取引ですよね」と興味・関心を示され、オリンピックで金メダルを取ったような気分です。わが国の商業教育の発展に寄与したい。私の切なる願いです。



 ■文部科学大臣賞 <学校教育部門>

 

「体験的な学習活動をとおして『情報モラル』を身につけることができる教材システムの開発とその実践」
岩手県立総合教育センター 三田正巳

「情報モラル」出前研修・授業の実施


授業風景

 

 第8回インターネット活用教育実践コンクール「体験的な学習活動をとおして「情報モラル」を身につけることができる教材システムの開発とその実践」実践事例報告について、「文部科学大臣賞」を受賞したことは、現在の岩手の情報モラル教育推進に大きな転機となりました。

 具体的には、各メディア報道をとおして、各都道府県の教育センターや学校などさまざまな方面からの問い合わせを多数いただきました。また、県内においても各学校からの依頼で、4月から9月上旬までの時点で45回、延べ約3,500名に対して「情報モラル」に関する出前研修、出前授業を実施しています。対象は児童生徒、保護者、教職員、指導主事等です。これらの実践をとおして、児童生徒をインターネット上の危険から少しでも守れることを期待しています。

 今後は、すでに一部実践済みではありますが、「携帯電話」に関わる授業実践を進めていきたいと思っております。携帯電話の所有率の増加に伴って、児童生徒を巻き込んだ事件・事故が増加している状況に、何とか歯止めをかけたいと願い、対象も児童生徒のみならなず、保護者に対しての啓発にも力を入れていき、教材の開発と指導法を確立して実践を行う予定です。

 今回、受賞したことを契機に岩手県にとどまらず、全国の学校現場で「体験的な情報モラル教育」に取り組めるよう情報提供を継続していきたいと考えています。


 ■文部科学大臣賞 <社会教育部門>

 

「PTAによるブログを活用した学校活動の情報発信 −開かれた学校を保護者の手で−」
鳥取県立倉吉東高等学校育友会会長 寺坂和利

情報発信の有効性が広った

 

 開かれた学校をと叫ばれる中、学校のwebサイトが開設されているものの学校からの情報は文書のみで、なかなか保護者に届きにくい状況にありました。タイムリーな情報発信のしくみが学校になかったためですが、忙しい教職員に代わり、IT好きの保護者で情報発信したらということで、この取り組みを行いました。

 ブログによる学校情報の発信は日々続いており、保護者と学校との信頼関係の維持・強化につながっています。また、当ブログの取り組みが、文部科学大臣賞をいただいたことで、地域内の他の高校において、自校のwebサイトのリメイクが進み、webを活用した情報発信の有効性を広めることができました。

  今後は、ブログによる情報発信に加え、ビデオ好きな保護者により学校紹介等の映像制作を行いたいと考えてます。そして、学校の姿や活動で言葉では伝えられない部分を映像で発信することで、学校のブランド力をさらに高め、地域から一層信頼される高校となるよう保護者として応援したいと思います。



 ■総務大臣賞

 

「手話を使った日韓インターネットライブ交流」
愛知県立岡崎聾学校 古澤茂全

インターネットライブ交流の定着化

 

 今回は、名誉ある賞をいただきありがとうございました。
本校は韓国の大邱(テグ)栄話学校と姉妹校提携を結び、国際交流を続けています。

 今年もインターネットライブ交流を行いました。インターネットライブ交流をする際には、毎回テーマを決め、両校の生徒が互いに発表をしあう形をとっています。交流を重ねるにつれ、インターネットライブ交流を楽しみにしている生徒が多くなりました。 今後も、年間3回程度の交流を続けていく予定です。



 ■経済産業大臣賞

 

「別子銅山 近代化産業遺産を生かしたまち学習−インターネットを活用し、学校・地域・行政と連携した21世紀型の郷土史料づくりマインからマインドへ−」
愛媛県立新居浜南高等学校 情報科学部

生涯学習大学講座の講師・新居浜ユネスコ協会初の青年部など活動の広がり


授業風景


展示会様子

 

 この度の受賞を機に、活動の認知だけでなく評価の高まりにもつながり、さらなる活動の広がりを見せています。

 まず、新居浜市長へ受賞報告の機会を得、地元マスコミで大きく取り上げられました。そのことが、生涯学習大学講座の講師、展示会のスタッフ、NPO団体と協働したまちづくり学習、さらには新居浜ユネスコ協会の初の青年部として新たな活動の発足を生むなど、ネットを離れた予想外の活動へと展開。多忙ですが、充実した日々を過ごしています。そして本年7月末、これらの業績が認められ、愛媛県知事より優良青少年団体として表彰を受けました。

 活動10年目となった大きな節目の年、貴コンクール受賞のおかげで一気に花開くことができました。やがてこの花が実を結び新しい種となり、次の世代へ継承されるよう地域の方々と協働しながら活動を進め、未来の地域リーダーの育成を図るとともに、インターネットを活用しその輪をさらに広げたいと思います。



 ■朝日新聞社賞

 

「ブログを活用した学校の情報発信の取組」
鹿児島県肝属郡南大隅町立大泊小学校校長 奥園正和

ブログの読者が増えました!


町内生涯学習大会での発表

 

 ブログを活用して学校の情報発信をという取り組みは現在でも重要な特色ある活動です。職員全員が毎日のように子どもたちの学校生活の様子をこまめに写真を撮ってはブログに掲載しています。もちろん子どもたちもパソコンの時間になるとブログの記事を投稿してから調べ学習を始めます。

 受賞のお陰で投稿の機会も格段に増え、学習の様子や地域の行事など記事の内容も充実してきました。また、読者も増え、教育委員会でも注目され「今朝のブログを見ましたよ。親子調理教室はいい取り組みですね。」といったお褒めの言葉をすぐにいただけるようになりました。

 さらに、町内の他の学校でもブログの開設校が増えてきました。隣の辺塚小では「大ウナギ捕獲展示」など子どもたちがワクワクするようなニュースがブログですぐ見れ「すごいね。」とコメントを通して友情の輪も広がっています。




敬称略
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